リサ・パートナーズ(2/4)〜Professionals for Owners  オーナーを支えるプロフェッショナルたち〜

リサ・パートナーズ(2/4)〜Professionals for Owners オーナーを支えるプロフェッショナルたち〜

金融

自らの商品価値を高めるため、
アドバイザリー事業部門を強化

企業・債権・不動産のビジネス領域において、
投融資からアドバイザリーまで横断的かつ広範囲に事業を展開するリサ・パートナーズ。
昨今は企業オーナーを対象にした事業承継サポートにも力を入れています。
しかし、ここまでの道のりは決して容易なものではありませんでした。
リーマンショックを乗り越えて大きく変わったという同社のビジネスについて、
ソリューション部シニア・ヴァイス・プレジデントの滝澤康之さんに伺いました。

リーマンショックから、どのように立ち直っていったのでしょうか。

そんな状況でしたから、会社の経営状態も急速に悪化し、多くの社員が辞めていきました。
金融機関から資金の借り入れが困難な状況にまでなっていたのですが、そこでNECキャピタルソリューション(NECAP)と業務資本提携を結び、その後、NECAPによる公開買い付けを受けて同社の100%子会社となりました。
創業者退任・上場廃止となりましたが、なんとか企業生命をつなぐことができたのです。

その後、経営再建するにあたり、従来の投資偏重のビジネススタイルを見直すことになりました。
リーマンショック直後、新たな投資が出来ない中で、私たちは「お金を稼ぐ」ということがほとんどできませんでした。
投資によってリターンを得るという手法以外のノウハウもスキルもなかったのです。
その反省を踏まえて、どのような状況でもしっかりと稼げるスキルをつけようと強化したのが、アドバイザリー事業です。
たとえ投資ができなかったとしても、顧客に付加価値を提供することで報酬をもらうビジネスを積み重ねることにより、自分たち自身の能力を磨くことの重要性を、私たちは失敗から学びました。

アドバイザリーを強化されたという、現在の事業展開について教えてください。

企業・債権・不動産の3つのビジネス領域において、投融資とアドバイザリーの2つの観点で横断的かつ広範囲に事業を展開しています。

投資とアドバイザリーをそれぞれ単独で提供することもありますが、弊社はリーマンショック以降のアドバイザリー事業の強化を背景に、現在、投資とアドバイザリーをセットにしてサービスを提供することにより、単なる投資ではなくお客様にとって付加価値を提供できるパートナーになることをモットーとしています。従来、投資事業を行う企業は、投資先企業に対して鷹揚な態度で接することが多かったように思います。しかし、現在私たちは投資をサービス業の一つと考えており、投資先企業のオーナーには、弊社のスタッフをオーナーの部下のように使ってください、とお願いしています。企業のオーナーというのは、概して孤独なものです。一緒に汗を流すことで、周囲には明かしにくい悩みまで共有し、サポートしていくのが、リサ・パートナーズ流の投資と考えています。

-現在の投資市場は活況と聞きますが、どのような事業に力を入れているのでしょうか。
低金利が続く昨今は、ファンドに資金が集まりやすく、活況と言えるでしょう。そのようななかで、企業、債権、不動産のそれぞれの分野において地域活性化ビジネスの展開に力を入れているのが、弊社の特徴です。沿革の部分でも述べたように、弊社では地域金融機関と業務提携を結び、2003年頃から地域企業再生ファンドに力を入れてきました。現在までに提携金融機関数は183におよび、再生関連ファンドが53件、地域活性化関連ファンドは8件となっています。
さらに、昨今は事業承継案件が増えており、リサ・コーポレション・ソリューション・ファンド(RCSF)をはじめとした受け皿ファンドを活用するなど、お客様のニーズに合わせて幅広いサービスをご提供しています。

聞き手:芦田 敏之(税理士法人ネイチャー国際資産税 代表)

To be continued…