日動画廊(2/4)〜Professionals for Owners オーナーを支えるプロフェッショナルたち〜

日動画廊(2/4)〜Professionals for Owners オーナーを支えるプロフェッショナルたち〜

文化

作家やお客様のパートナーとなり、
双方をつなぐのが画廊の役割

洋画をはじめ国内外の一流の絵画・美術品を扱う日動画廊。
その歴史は、今から90年前まで遡ります。
洋画が日本人に浸透していなかった時代から、
二つの世界大戦を経て戦後の厳しい時代をも生き抜いてきた背景には、
創業者・長谷川仁の揺るぎない想いがありました。
日動画廊の過去、現在、そして未来について、専務取締役の長谷川暁子さんに伺いました。

御社がお客様に提供されるサービスについてお聞かせください。

画廊というと「絵を買うところ」というイメージが強いと思いますが、それは一面に過ぎません。
今画廊にある作品をご案内するだけでなく、お客様のご希望に沿った作品を探してオークションなどで入手することもありますし、作家とコレクターの交流の場を設けることもあります。
作品・作家とお客様とをつなぐのが、私たちの役割です。
また、お持ちの作品の鑑定や、新居に飾る絵画の選定のお手伝いなど、お客様一人ひとりのご要望にきめ細かく対応しています。

絵画というのは不思議な力を持っています。
良いものを飾ると、ビジネスがうまくいくのです。
これは神話的なことではなく、良い作品に日常的に触れることで、発想力やイマジネーションが豊かになるから。
また、絵を介して一流の方と話ができるというメリットもあります。
画廊などのレセプションパーティーに顔を出せば、ビジネスチャンスも広がるでしょう。
絵を持つことで、付き合う人の層が上がり、ご自身のステータスの向上にもつながるのです。

こうしたビジネスにおける絵画の魅力や効能は欧米では広く知られており、オフィスに絵画を飾るのは一般的です。
日本では残念ながらオフィスに絵を飾る習慣はあまり定着していませんが、企業オーナーの方には、何か一つでも絵画を持つことを強くおすすめします。

では、どのような絵画を購入すればいいのでしょうか。

初めて絵画を買われる方には、値段よりもご自身が気に入ったものを買われることをおすすめしています。
絵画というのはネクタイと同じで、いろいろなものを見ているうちに、次第に好みが出てきます。
絵を見る目も養われていきます。
絵画は決して安いものではありませんが、身銭を切って勉強するつもりで、まずは一歩踏み出してみることが大事です。
そして、そこから少しずつ関心の輪を広げていけば、絵を鑑賞する楽しさや絵を持つ喜びを堪能できると思います。

一方で、名品を持つことにも大きな意義があります。
同じ作家でも、いわゆる名品と言われる作品は別格です。
放つオーラが違います。
そうしたものを「持つ」ことが与えるインパクトは、ご自身にとっても周囲にとっても大きなものです。
名品は価値が落ちずむしろ上がるものですので、決して高い買い物ではありません。
資産としてお持ちになるのも、よろしいかと思います。

絵画を購入するときに大事なのが、プロセスです。
誰に相談してどういう経緯で手にしたのかは、ときに作品の価値にも影響します。
過去には、父が依頼を受けて鑑定に伺ったところ、お持ちの作品のほぼすべてが贋作だった、ということもありました。
信頼できる画商や画廊とパートナーシップを結ぶことが、とても重要になります。

聞き手:芦田 敏之(税理士法人ネイチャー国際資産税 代表)

To be continued…