ロンバー・オディエ〜Professionals for Owners  オーナーを支えるプロフェッショナルたち~

ロンバー・オディエ〜Professionals for Owners オーナーを支えるプロフェッショナルたち~

金融

“Rethink Everything”でチャンスを増やし、
クライアントを豊かな未来へと導く

日本でのビジネス展開について、お聞かせください。

プライベートバンク・ビジネスは日本の金融マーケットではまだ市民権を得ていない領域であるため、日系の金融機関にとっても私たちにとっても、非常に大きなビジネスチャンスだと考えています。

私たちの日本法人は、プライベートバンク・ビジネスを拡大するために、日系の銀行や証券会社と信託契約代理店契約を締結するというビジネスモデルを取り入れています。
私たちは信託契約代理店である日系の金融機関から富裕層のクライアントを紹介してもらえますし、日系の金融機関のクライアントたちは、今まで興味はあってもアクセス手段のなかったスイスのプライベートバンクのサービスの紹介が受けられます。

現在、日本の地方銀行はサービスの向上を図り、富裕層のクライアントに新しいサービスを提供しようとしています。
私たちは、信託契約代理店契約により、こういった地方銀行との提携を確実に増やしてきた結果、地方銀行の富裕層のクライアントにロンバー・オディエの総合的な資産運用やサービスを提供することができるようになりました。
これはとても意義深いことで、とくに日本における地方銀行との提携という点ではグループの中でパイオニア的な存在です。
グループとしてこのビジネスモデルを、他のアジア諸国にも展開しようと考えています。

ロンバー・オディエのマーケティング・キャンペーンで使われた“Rethink Everything”について教えてください。

1年ほど前に展開したロンバー・オディエのマーケティング・キャンペーンのキャッチフレーズが“Rethink Everything”です。
“Rethink Everything”キャンペーンの始まりは、広告代理店とロンバー・オディエの全パートナーたちとのミーティングにありました。
パートナーの一人が、222年間続いている我が社について、こう説明しました。
「紆余曲折を経てきたこの長い歴史の間、会社を存続させるには、常に『すべてのことを、もう一度初めから考え直しながら(Rethink Everything)』先へ進んでいくしかなかった」
広告代理店の担当者がこの言葉に感銘を受け、ロンバー・オディエの歴史を作り上げた考え方、“Rethink Everything”がそのままキャンペーンのキャッチフレーズに選ばれたのです。

私たちは資産運用を専門としており、経験も豊富ですが、常に順風満帆であったわけではありません。
歴史を振り返ってみると、金融危機を約40回も経験していたことがわかります。
しかし、この危機を乗り越えてきたからこそ、私たちは強く、大きく成長できました。
そして、この経験が私たちの経営哲学を貫くための力の源ともなっていると言えます。これこそが“Rethink Everything”の意味するところなのです。

最後に、日本の富裕層に向けて、メッセージをお願いします。

今、世界は加速度的に変わりつつあります
この激しい変化に対応するためには、長期的視野で物事を考えることが重要になります。
そして、変化に適応して、変化を受け止められるような柔軟性を身につけることも必要です。
長期的視野」と「柔軟性」の二つを、心に留めておいていただきたいと思います。

先ほどお伝えした“Rethink Everything”の持つ意味は深く、言葉通りすべての事柄を最初から考え直してみることができれば、チャンスもたくさん見えてきます。

私たちは常にこのことを念頭におき、日本の富裕層の方々を、豊かな未来へと導くお手伝いをしていきたいと考えています。