有限責任監査法人トーマツ  アドバイザリー事業本部(1/4)〜Professionals for Owners  オーナーを支えるプロフェッショナルたち〜

有限責任監査法人トーマツ アドバイザリー事業本部(1/4)〜Professionals for Owners オーナーを支えるプロフェッショナルたち〜

経済・ビジネス

トーマツを読み解くキーワードは、
「グローバル」、「インダストリー」、「スタートアップ」

近年、監査法人の事業内容は、従来の監査業務のみならず、FAS(ファイナンシャルアドバイザリーサービス)・コンサルティング(アドバイザリー)業務にも及んでいる。
そのような中、有限責任監査法人トーマツのアドバイザリー事業本部マネジャーの美田和成さんにインタビューを行った。

-デロイトトーマツグループでは、どのような事業を展開されているのですか。

現在デロイトメンバーファームでは、グローバルで約20万人以上の従業員が活躍しており、日本のデロイトトーマツグループでは、国内約40都市に約11,000名の専門家を擁しています。

デロイトトーマツグループでは、監査、TAX、FAS(ファイナンシャルアドバイザリー)、コンサルティング(アドバイザリー)の各事業を領域とした主要4社を柱に、それぞれが連携しながら複合的に事業を展開しています。デロイトトーマツというと公認会計士による企業の監査が事業の中心というイメージがあるかもしれませんが、監査以外のサービスへのニーズにも対応しています。

では、デロイトトーマツにはどのような強みがあるのでしょうか。

「グローバル」「インダストリー」が強みであると自負しています。
まず何よりも、ベースがグローバルであるということがデロイトトーマツグループの大きな強みです。全世界で150を超える国・地域のメンバーファームのネットワークを通じ、20万人を超える従業員がクロスボーダーでクライアントの支援を行っております。
また、自動車、ヘルスケア、パブリックなど業界別にインダストリー・チームを編成し、その業界に精通したプロフェッショナル集団が総合的なコンサルティングを行っている点も特長です。業界別のチームがあるというのはコンサルティング業界では珍しいことではありませんが、当社の場合は専門性を高めるためにより業界を細分化しています。
業界を理解している、専門知識がある、M&Aを有利に進める上での様々なノウハウを持っている、というのが信頼につながるのはもちろん、同じ業界のベストプラクティスがあれば、それを知りたい、自社でも取り入れたいと思うものです。さらに、デロイトトーマツグループの場合は国内の事例だけでなく海外の成功事例についても情報やノウハウを蓄積させています。知識や情報を持っているだけでなく、グローバルな実例・実績を有しており、それが独自のノウハウにつながっているというのは大きな強みになっていると思います。

アドバイザリーと言っても範囲は広そうですが、具体的にどのような手法でアドバイザリーサービスを展開されておりますでしょうか?

アドバイザリーの手法というのは、まずは戦略を策定する、次にその戦略を実現するために組織変革や人事制度などの実行体制を構築する、そして実行体制をスムーズに推進するためのシステム化を進める、というのが一般的な流れになります。これはどこのファームでも大きくは変わりません。では、どこで差別化するかというと、やはり上記で触れましたインダストリーの知見・ノウハウになるのです。

グローバル、インダストリーが強みなのですね。

私個人の話になりますが、担当しているインダストリー(メディア、エンタメ、テクノロジー)に関してはスタートアップ企業も含めたネットワークがありますので、新規事業の立案だけでなくご紹介を通じて実行フェーズまでサポート可能です。

大手企業の新規事業支援の一環として、スタートアップ企業をご紹介する形になります。企業が会社を大きくしたいと考えたとき、選択肢は大きく分けて二つあります。一つは既存事業の拡大でM&Aや海外展開、そしてもう一つが、新規事業の発足です。
大企業には豊富な資金やネットワークはありますが、一方で新規の領域となると、その領域におけるアイデアや技術がないケースがあります。
一方、スタートアップは特定の領域に特化したアイデアや技術を持ち起業しているケースが多い一方で、資金やネットワークは不足しているケースが多いのが現状です。しかしながら、私の場合は大企業・スタートアップ企業をつなぎ合わせ、そこから新しい価値を創出することを目指しています。

聞き手:芦田 敏之(税理士法人ネイチャー国際資産税 代表)

To be continued…